いつも弊社ブログをご覧頂きありがとうございます。今回のブログは、不動産オーナー様にとって重要な不動産投資のキャッシュフローに関わる話題です。
不動産投資において、確定申告では「黒字」で税金を納めているにもかかわらず、 「なぜか手元に現金が残らない」という事態に直面することがあります。 これは「帳簿上の利益」と「実際のキャッシュフロー」のズレによって生じる 「デッドクロス」と呼ばれる現象です。
デッドクロスが起こる原因
原因は、不動産経営における「税金のルール」にあります。 銀行へ返済するローンのうち、経費にできるのは 「利息部分のみ」であり、 元金返済はいくら現金を支出しても経費にはなりません。
一方で、実際にはお金が減っていないにもかかわらず、 帳簿上で大きな経費を作ってくれるのが 「減価償却費」です。 この減価償却費によって利益が圧縮され、税金が抑えられています。
ポイント
- ローン元金は経費にならない
- 減価償却費は実際の支出なしで経費計上できる
- 減価償却が終了すると税負担が急増する
減価償却が終わると何が起こる?
物件の耐用年数が過ぎて 減価償却費がゼロになると、帳簿上の利益が急増し、税金も大きく増えます。
しかし、実際の家賃収入(入ってくるお金)は以前と大きく変わらないにもかかわらず税金だけが増えるため、「黒字なのに現金が減る」という現象が起こってしまうのです。
デッドクロスへの対策
デッドクロスは、実は購入時点である程度予測できます。 そのため、事前に出口戦略を考えておくことが重要です。
主な対策例
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- 新たな設備投資で減価償却費を作る
- ローンの借り換えを行う
- 一部繰り上げ返済を行い、元金返済額を減らす
- 売却タイミングを検討する
まとめ
不動産投資では、「利益が出ている=お金が残る」とは限りません。 特に減価償却が終了するタイミングでは、 税金とキャッシュフローのズレが大きくなります。
収支シミュレーションを行い、 早めに対策を講じることが重要です。